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刑務所では、なぜ受刑者(じゅけいしゃ)を「さん」付けで呼ぶようになったのか

2022年12月、名古屋刑務所(なごやけいむしょ)で、刑務官(けいむかん)による暴行や不適正な処遇が繰り返されていたことが公表されました。

その件を受け、全国の刑事施設(けいじしせつ)では2024年4月から、収容されている人を原則「さん」付けで呼ぶようになりました。なぜ呼び方まで変わったのかをたどります。

ここから読む 受刑者(じゅけいしゃ)を、本当に「さん」付けで呼ぶの?

登場人物とことば

刑事施設(けいじしせつ)
刑務所、少年刑務所、拘置所の総称。刑務所だけを指す言葉ではない。
被収容者(ひしゅうようしゃ)
刑事施設(けいじしせつ)に収容されている人の総称。受刑者(じゅけいしゃ)や未決拘禁者(みけつこうきんしゃ)などが含まれる。
受刑者(じゅけいしゃ)
有罪判決が確定し、刑務所などで刑に服している人。
未決拘禁者(みけつこうきんしゃ)
裁判が確定する前に、主に拘置所へ収容されている被疑者や被告人。
刑務官(けいむかん)
刑務所や拘置所などで、被収容者(ひしゅうようしゃ)の生活、処遇、施設の安全を担当する法務省の職員。
名古屋刑務所(なごやけいむしょ)
愛知県みよし市にある刑務所。職員による暴行・不適正処遇(ふてきせいしょぐう)が、今回の改革のきっかけになった。
矯正改革推進プロジェクト(きょうせいかいかくすいしんプロジェクト)
名古屋刑務所(なごやけいむしょ)の事案を受け、法務省が2023年に始めた刑事施設(けいじしせつ)の改革。
拘禁刑(こうきんけい)
懲役と禁錮を一本化し、2025年6月に始まった刑。個々の事情に応じて作業や指導を組み合わせる。